こんにちは!
以前、オイルパステルの使い方を説明したときに
紙とオイルパステル
それさえあればとりあえず絵は描ける!とお話しました。
単純に描くだけならその2つで問題は無いのですが、本当に必要最低限になってしまうので
オイルパステル画を描くのに必要な道具について説明していきたいと思います。
これからご紹介する道具があると、オイルパステル画を描く時の役に立ち、絵の表現の幅も広がります。
初心者の方はもちろん、道具選びに困っているかたなどは、ぜひ参考にしてみて下さい(^^)
オイルパステルで絵を描くときに、揃えておくと良い道具
あると便利な道具。それは…
オイルパステル
紙
キッチンペーパー
フィキサチーフ(保護スプレー)
綿棒
爪楊枝
の6つです。
必要なもの、と説明しましたが
紙とオイルパステルさえあれば絵は描けるので、少しずつ揃えていけば大丈夫です。
次の項目からは、それぞれの道具について説明をしていきます。
オイルパステル
最低限必要な道具、No.1です。これが無いと始まりませんね(笑)
オイルパステルの簡単な使い方や選び方については、こちらの記事で纏めているので参考にして下さい。
紙
オイルパステル画を描くのに最低限必要な道具その2です。
キャンバス、木製パネルなどを使用して描かれることもありますが、初めての方は紙がおすすめです。
オイルパステルに向いている紙
オイルパステルには、
凹凸のある紙が適しています。
紙面の凹凸が大きいほど、オイルパステルを厚く盛ることができます。
ケント紙やコピー用紙みたいなツルツルした紙に描けないことはないです。指で擦ったときの色の伸びが良い、という利点もあります。
ですが、凹凸がないオイルパステルを紙面にとどめる力が弱いので、色ムラが発生しやすくなります。なので、あまりおすすめしません。
あと、指で擦ったりスクラッチしたり、紙にかかる負担が大きいので、ある程度の厚みと丈夫さが必要になっていきます。
凹凸と、厚み(丈夫さ)を持つおすすめの紙が水彩紙です。
細目~中目~荒目と種類がありますが、紙面が荒くなるほど、厚く塗りことができ、油絵の様な表現が出来ます。
キッチンペーパー
オイルパステルの掃除や
オイルパステルに巻き付けて手が汚れるのを防止したり
手についた汚れを拭いたり、
何かと役に立つアイテムです。
柔らかい紙・布製品は向いていない
しっかり拭き取りたいので、ある程度の丈夫さが求められてきます。
なので、
ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの柔らかい紙はおすすめしません。
すぐに破れて、オイルパステルに張り付いてしまいます。
雑巾や布タオルなどもおすすめしません。
拭いたときに繊維がパステルに付着し、
制作中の作品にも付着してしまう危険があります。
それに、
布についたオイルパステルは石けんで予洗いしてから洗濯しないと落ちません。
後片付けの面でもめんどくさいのでおすすめしないです。
おすすめはキムワイプ
理系の方なら、お馴染み製品かもしれません。
紙製のワイプで、ゴワゴワした感触ですが、
繊維が出にくく、キッチンペーパーより頑丈です。
元はビーカーなどの拭き取り時に、繊維が残らないように開発された製品なので、繊維の出にくさは抜群です。
油分の吸収にも優れているので、オイルパステルとの相性も良いです。
Amazonで購入できるので、気になる方は試して見て下さい。
綿棒
画面上で、混色したり、輪郭線をぼかすために使用します。
簡単に入手できて、使い捨て出来るので便利です
が
筆者はあんまり綿棒をおすすめしません。
理由としては
すぐ綿が崩れる
繊維が付きやすいのが
芯棒で画面思いがけず画面を削ってしまう
色ごとに使い分けなきゃ行けないのがめんどくさい
です。
綿棒以外になにか良い物は無いか、と模索してたどり着いたのが筆です。
色を塗ったあとに筆で擦ると綿棒と同じぼかすことができます。
筆先が汚れてしまっても、キムワイプで拭き取ってしまえば
ある程度の混色は防げます。
つまようじ
以前、こちらでもお話したように、スクラッチ技法に使用します。
先が鋭利で細いなら、爪楊枝じゃなくてなんでもOKです。
割り箸なんかを、鉛筆削りで尖らせて使うのがおすすめです。
クレヨンコート
クレヨンコートは、吹き付けることで画面に合成樹脂の膜をつくることができるアイテムで、オイルパステル画の保存には欠かせないアイテムです。
オイルパステルは乾燥しない画材なので、作品完成後も
画面に触れると簡単に崩れてしまいます。
せっかく描いた絵がダメになってしまわないように、
クレヨンコートを散布して画面を保護しておきましょう。
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